【eラーニング】研修認定薬剤師取得のためのインターネット研修一覧

研修認定薬剤師の単位を取得できるインターネット研修(e-ラーニング)についてまとめました。
場所や時間を選ばず自己学習ができるので、多くの薬剤師が利用しています。

 

eラーニング

「認定薬剤師、かかりつけ薬剤師になりたい」
「インターネットで認定単位を取りたい」
「どんなe-ラーニング講座があるか知りたい」
「おすすめのe-ラーニング講座は?」

 

このような薬剤師のための内容になっています。

 

本記事の内容
  1. インターネット研修(e-ラーニング)一覧
  2. おすすめのeラーニング講座
  3. 認定薬剤師は「かかりつけ薬剤師」の算定要件です
  4. JPALS (ジェイパルス)と研修認定薬剤師の違い

 

インターネット研修(e-ラーニング)一覧

認定薬剤師は、薬剤師認定制度認証機構(CPC)が認定している認定薬剤師認証研修機関(プロバイダー)が「自己研鑽により資質向上努力を継続している薬剤師」として認めた薬剤師に対し、認定を授与しています。
CPCが認定しているプロバイダーのインターネット研修(eラーニング)を一覧表にまとめました。

2020年10月6日更新

名称 運営 プロバイダー
ファーマストリーム(PharmaStream) 薬剤師教育企画委員会 G01 日本薬剤師研修センター
ENIF club 薬剤師webラーニング 東邦薬品株式会社 G01 日本薬剤師研修センター
薬剤師 Mobile Seminer (一社)薬局共創未来人材育成機構 G18 (一社)薬局共創未来人財育成機構薬剤師生涯研修センター
メディカルナレッジ NPO法人 医療教育研究所 G01 日本薬剤師研修センター
MPラーニング 株式会社メディセオ G01 日本薬剤師研修センター
副作用診断教育プログラム 徳島文理大学香川薬学部 G01 日本薬剤師研修センター
地域包括ケアを担う薬局薬剤師の為のインターネット研修 (公財)杉浦記念財団 G01 日本薬剤師研修センター
かかりつけ薬剤師.com (一社)医歯薬アドバンス365 G01 日本薬剤師研修センター
AMEE薬剤師生涯学習プログラム (一社)医薬教育倫理協会 G01 日本薬剤師研修センター
サプネット(Sapnet) NPO法人 NHPインターナショナル認定機構 G01 日本薬剤師研修センター
薬剤師あゆみの会 e-learnigシステム (一社)薬剤師あゆみの会 G03 (一社)薬剤師あゆみの会
イオン・ハピコム人材総合研修機構eラーニング (一社)イオン・ハピコム人材総合研修機構 G05 (一社)イオン・ハピコム人材総合研修機構
薬剤師生涯学習講座 e-Learningコース 明治薬科大学 G06 明治薬科大学
神戸薬科大学e-learning講座 神戸薬科大学エクステンションセンター G07 神戸薬科大学
JPラーニング (株)メディカルリソース G13 薬学ゼミナール生涯学習センター
m3ラーニング エムスリー株式会社 G13 薬学ゼミナール生涯学習センター
京都薬科大学 eラーニング講座 (学)京都薬科大学 G24 (学)京都薬科大学

 

※ 他のプロバイダー単位等の受け入れ条件について

 

 

ファーマストリーム(PharmaStream)

ファーマストリームは薬剤師教育企画委員会が運営するインターネット研修実施機関です。
なんどでも繰り返し受講できるスタンダードプランは年間33,000円(税込)と高めですが、ENIFclub薬剤師webラーニングを利用することで19,800円(税込)で利用することができます。

 

ENIF club 薬剤師webラーニング

薬剤師webラーニングは「PharmaStream」と「薬剤師MobileSeminar」、「薬局共創未来研究会WebSeminar」の3つのコンテンツが利用できます。
ベーシックコースの年額プラン(個人)は、ファーマストリームも利用できて年間19,800円(税込)とお得です。
ただし、東邦薬品と取引のある薬局に勤務する薬剤師が対象のサービスとなっています。

 

 

薬剤師 Mobile Seminer

パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット端末でも受講可能なコンテンツです。年間受講料19,800円(税込)。

 

 

メディカルナレッジ

メディカルナレッジは医療教育研究所(IME)が運営するインターネット研修実施機関です。
アプリ版もあるためスマートフォンやタブレットでいつでもどこでも学習が可能です。
全講座無制限コース(税込:24,420円)だけでなく120講座、60講座、30講座コースなどが選べます。

 

MPラーニング

MPラーニングは、株式会社メディセオが制作した教材コンテンツで学べます。
認定薬剤師を目指す方向けのコースは15,870円(税込)ですが、すでに認定薬剤師を取得している場合には、年間8,380円(税込)で受講できます

 

 

副作用診断教育プログラム

副作用の推論力を培うためのプログラム。
講座ごとの申し込みで受講料は1000円〜3500円程度。受講無料講座もあるので手軽に学ぶことができます。

 

 

地域包括ケアを担う薬局薬剤師の為のインターネット研修

公益財団法人 杉浦記念財団(スギ薬局グループ)が運営。
受講料が安く、年間6,000円(税込)で受講可能。また、会員登録すれば30日間無料講座が視聴できます。

 

 

かかりつけ薬剤師.com

「かかりつけ薬剤師.com」は(一社)医歯薬アドバンス365が運営するe-ラーニングです。
全ての講座の受講は無料で受講できます。ただし、受講シールの発行を希望する場合は、1単位発行毎に会費600円が必要です。

 

 

AMEE薬剤師生涯学習プログラム

AMEE(医薬教育倫理協会)が運営するeラーニング。
1単位〜40単位の取得コースがあり、40単位パックコースで19,250円(税込)。

 

 

サプネット(Sapnet)

サプネットは業界で唯一のサプリメントや健康食品、機能性表示食品などに特化した認定薬剤師・かかりつけ薬剤師のための(公財)日本薬剤師研修センター公認のe-ラーニングサイト。
研修単位取得コースは年間16,500円(税込)。

 

 

薬剤師あゆみの会 e-learnigシステム

(一社)薬剤師あゆみの会が運営する研修プログラムです。
個人会員は年会費11,000円(税別)です。

 

 

イオン・ハピコム人材総合研修機構eラーニング

(一社)イオン・ハピコム人材総合研修機構が運営する薬剤師認定制度に基づく生涯研修サービスです。
年間受講料は11,000円(税込)です。

 

 

薬剤師生涯学習講座 e-Learningコース

明治薬科大学が運営する薬剤師生涯学習講座です。
1コマ1000円で受講可能です。

 

 

神戸薬科大学e-learning講座

2020年10月下旬から受付及び受講を開始する予定。

 

 

JPラーニング

日本調剤グループの(株)メディカルリソースが運営するeラーニング。
保険薬剤師の調剤実務知識を4段階レベル15ステップのドリル形式で学べます。全15講座コース13,200円(税込)です。

 

 

m3ラーニング

日本最大級の医療従事者専用サイトm3.comを運営するエムスリー株式会社のeラーニング。
1講座(3単位)ごとの申し込みが可能です。

 

 

 

 

京都薬科大学 eラーニング講座

京都薬科大学生涯教育センターのeラーニング講座です。
2020年度eラーニング講座は、受講料:15,000円です。(配信期間:2020年12月1日(火)〜 2021年3月31日(水))

 

 

 

おすすめのeラーニング講座

認定薬剤師取得のためのeラーニングは数多くあるため、どの講座が良いのかわからない・・・と感じた人も多いのではないでしょうか。
そこで、参考までに私が数あるeラーニングの中から実際に利用しているお勧めのインターネット研修講座を紹介します。

 

ENIF club 薬剤師webラーニング

薬剤師webラーニングは3つのコンテンツから成り立っています。

  1. 薬剤師MobileSeminar
  2. ファーマストリーム(PharmaStream)
  3. 薬局共創未来研究会WebSeminar

 

ファーマストリームだけの申し込みだと年間受講料33,000(税込)かかります。
しかし、薬剤師webラーニングでは、ファーマストリームを含んだ3つのコンテンツが利用でき受講料は19,800円(税込)ですのでお得です。
講座数も多く内容も充実しているため、私も含め多くの薬剤師が利用しています。eラーニングに迷ったらとりあえず薬剤師webラーニングを受けていれば問題ないでしょう。
ただし、東邦薬品と取引のある薬局に勤務する薬剤師が対象のサービスとなっています。

 

現在、薬局や病院で働いていなかったり、東邦薬品との取引のない企業で働いている方は、メディカルナレッジMPラーニングJPラーニングなどがお勧めです。
また、認定薬剤師になりたいけどお金があまりないという方はスギ薬局グループの杉浦記念財団が運営する地域包括ケアを担う薬局薬剤師の為のインターネット研修が安価でお勧めです。
無料講座やサンプルなどがあるeラーニング講座もありますので、気になる方は一度実際に視聴してみると良いでしょう。

 

 

認定薬剤師は「かかりつけ薬剤師」の算定要件です

現在、eラーニングで取得できる研修認定薬剤師は、かかりつけ薬剤師になるための算定要件になっています。

 

かかりつけ薬剤師になるための5つの要件
  1. 3年以上の薬局勤務経験
  2. 同一薬局に週32時間以上勤務している
  3. 当該薬局に12カ月以上在籍している
  4. 研修認定薬剤師を取得している
  5. 医療に関わる地域活動の取り組みに参加している

 

かかりつけ薬剤師になることで、かかりつけ薬剤師指導料を算定することができるため患者さんだけでなく薬局側にも大きなメリットがあります。
現在、多くの薬局でかかりつけ薬剤師を必要としていますので、かかりつけ薬剤師の算定要件である認定薬剤師になることで更なるキャリアアップにもつながります。

 

 

JPALS (ジェイパルス)と研修認定薬剤師の違い

日本薬剤師会 生涯学習システム

JPALS (ジェイパルス)

平成24年4月1日から開始された、日本薬剤師会の生涯学習システム

 

「研修認定薬剤師制度」と「JPALS」の違いは?

  • 研修認定薬剤師制度
  • 研修会等に参加することによりジェネラリストとして必要な薬学的知識を習得するという生涯学習に取り組む姿勢を評価する制度であり、その評価は「薬剤師生涯研修の指標項目」に対する自己診断という形で自らが認識し生涯学習を継続していくという考え方で、公益財団法人日本薬剤師研修センターが認定薬剤師証を発行し、その成果を証明する制度。
    「かかりつけ薬剤師」の要件になっています。

  • JPALS
  • 現に習得している薬学的知識をレベル毎に設定されたプロフェッショナルスタンダード(PS:Professional Standard)という383項目の学習目標に照らし合わせ、Webテストにより客観的に評価し、次の学習計画につなげていくことを目的とする公益社団法人日本薬剤師会の生涯学習支援システム。

 

そのため、臨床の場で必要とされるジェネラリストとしての生涯学習の取り組みの成果を「研修認定薬剤師制度」による認定取得と自己診断を継続し、客観的評価方法である「JPALS」により知識レベルをチェックし、その向上を図っていくことが合理的と言えます。

 

日本薬剤師研修センター 「研修認定薬剤師制度に関するQ&A」より

 

 


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