認定薬剤師・専門薬剤師 一覧
薬剤師の認定制度は各種団体により行われており、生涯における自己研鑽や研修等の実績の保証、専門的知識の修得、指導能力を養成することを目的とし、その成果を客観的に認定する制度です。
更新日:2020年6月21日
<専門薬剤師に関する書籍紹介>
■プロフェッショナルEYE 専門薬剤師からみた薬物治療の勘所
薬剤師の専門・認定資格
他領域
認定制度 |
認定団体 |
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・研修認定薬剤師 ※ | ・日本薬剤師研修センター |
・日病薬病院薬学認定薬剤師 | ・日本病院薬剤師会 |
・医療薬学専門薬剤師 |
・日本医療薬学会 |
・薬物療法専門薬剤師 |
・日本医療薬学会 |
・地域薬学ケア専門薬剤師 |
・日本医療薬学会 |
※ 研修認定薬剤師はかかりつけ薬剤師の算定条件の一つとなっています。
悪性腫瘍
認定制度 |
認定団体 |
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・がん薬物療法認定薬剤師 | ・日本病院薬剤師会 |
・がん専門薬剤師 ※ |
・日本医療薬学会 |
・地域薬学ケア専門薬剤師(がん) |
・日本医療薬学会 |
・外来がん治療認定薬剤師 | ・日本臨床腫瘍薬学会 |
・緩和薬物療法認定薬剤師 | ・日本緩和医療薬学会 |
・麻薬教育認定薬剤師 | ・日本緩和医療薬学会 |
※ がん専門薬剤師は、薬剤師の専門性資格として初めて医療法上広告可能となった資格です。
感染症
認定制度 |
認定団体 |
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・感染制御専門薬剤師 |
・日本病院薬剤師会 |
・HIV感染症専門薬剤師 |
・日本病院薬剤師会 |
・抗菌化学療法認定薬剤師 | ・日本化学療法学会 |
・登録抗酸菌症エキスパート |
・日本結核・非結核性抗酸菌症学会 |
・インフェクションコントロールドクター(ICD) | ・ICD制度協議会 |
腎疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・腎臓病薬物療法専門薬剤師 |
・日本腎臓病薬物療法学会 |
内分泌・代謝疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・糖尿病薬物療法認定薬剤師 |
・日本くすりと糖尿病学会 |
・糖尿病療養指導士(CDEJ) | ・日本糖尿病療養指導士認定機構 |
・骨粗鬆症マネージャー | ・日本骨粗鬆症学会 |
免疫疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・リウマチ財団登録薬剤師 | ・日本リウマチ財団 |
皮膚疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・日本褥瘡学会認定師 |
・日本褥瘡学会 |
精神疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・精神科専門薬剤師 |
・日本病院薬剤師会 |
産科・婦人科疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・妊婦・授乳婦専門薬剤師 |
・日本病院薬剤師会 |
小児科疾患
認定制度 |
認定団体 |
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・小児薬物療法認定薬剤師 |
栄養療法
認定制度 |
認定団体 |
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・栄養サポート(NST)専門療法士 | ・日本臨床栄養代謝学会 |
・NR・サプリメントアドバイザー | ・日本臨床栄養協会 |
救急・中毒医療
認定制度 |
認定団体 |
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・救急認定薬剤師 | ・日本臨床救急医学会 |
・認定クリニカル・トキシコロジスト | ・日本中毒学会 |
プライマリケア・在宅医療
認定制度 |
認定団体 |
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・プライマリ・ケア認定薬剤師 | ・日本プライマリ・ケア連合学会 |
・在宅療養支援認定薬剤師 | ・日本在宅薬学会 |
・専門薬剤師 |
・日本禁煙学会 |
・認定薬剤師 |
・日本老年薬学会 |
・認知症研修認定薬剤師 | ・日本薬局学会 |
医薬品情報・医療システム
認定制度 |
認定団体 |
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・医薬品情報専門薬剤師 | ・日本医薬品情報学会 |
・医療情報技師 | ・日本医療情報学会 |
・上級医療情報技師 | ・日本医療情報学会 |
・医薬品安全性専門薬剤師(DSSP) |
・日本医薬品安全性学会 |
臨床薬理・臨床試験
認定制度 |
認定団体 |
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・認定薬剤師 |
・日本臨床薬理学会 |
・認定CRC | ・日本臨床薬理学会 |
実務実習
認定制度 |
認定団体 |
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・日病薬認定指導薬剤師 | ・日本病院薬剤師会 |
・認定実務実習指導薬剤師 | ・日本薬剤師研修センター |
その他
認定制度 |
認定団体 |
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・漢方・生薬認定薬剤師 | |
・認定女性ヘルスケア専門薬剤師 | ・日本女性医学学会 |
・周術期管理チーム認定薬剤師 | ・日本麻酔科学会 |
・災害医療認定薬剤師 | ・日本集団災害医学会 |
・災害医療支援薬剤師 | ・日本災害医療薬剤師学会 |
・公認スポーツファーマシスト | ・日本アンチドーピング機構 |
『研修認定薬剤師』はかかりつけ薬剤師の算定条件
薬剤師の認定制度は数多くありますが、その中でも研修認定薬剤師はかかりつけ薬剤師の算定要件の一つになっています。
そのため、転職する際には研修認定薬剤師の資格の有無が有利に働くことがあります。
資格手当がつく調剤薬局もあるので給料のアップも期待できます。
実際、多くの転職会社の登録ページで『研修認定薬剤師』の資格の有無を確認されます。
調剤報酬の改定により、かかりつけ薬剤師の指導料が増え、かかりつけ業務をしていない薬局は、調剤基本料が減算されます。
調剤薬局も経営上、かかりつけ薬剤師業務のできる薬剤師の確保が必要となってきています。
研修認定薬剤師は、薬局薬剤師なら必ず持っておきたい資格の一つといえます。
専門分野のスペシャリストになるための転職
本ページで紹介した認定薬剤師や専門薬剤師は、専門分野のスペシャリストであることを証明する資格です。
しかし、なりたいからと言って薬剤師の誰もが取得できる資格ではありません。
多くの場合、職場(病院や薬局)の専門性に依存しています。
がん専門薬剤師になるのであれば、がん専門薬剤師研修施設において、がん薬物療法に関する5年以上の研修歴が必要となります。
そのため、がん専門薬剤師研修施設である病院等に勤務しなければなりません。
将来のキャリアプランを考え、なりたい認定薬剤師や専門薬剤師があるのであれば、取得可能な職場へ転職をすることが必要になります。
認定・専門薬剤師の資格取得のための転職相談はファルマスタッフがおすすめです。
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