【注意】転職エージェントを使わない薬剤師は損をする5つの理由
2020.10.20更新
転職会社(エージェント)を使うか迷っていませんか?
薬剤師が転職を考えた時、多くの薬剤師は転職エージェントを利用して転職します。しかし、本当にエージェントを利用して転職した方が良いのでしょうか。
「転職エージェントは使わない方が良い?」
「転職エージェント利用のメリットは?」
「おすすめできない転職エージェントは?」
「一番良い転職方法は?」
本記事では、このような薬剤師の疑問に答えます。
- 転職エージェントは使わなくても良い
- 転職エージェントを使うメリット・デメリット
- 【簡単】転職エージェントの選び方
- 転職エージェントの正しい利用法
この記事を書いている私は、薬剤師歴10年以上で人事採用担当も経験しました。そんな私は、転職エージェントを利用した転職と転職エージェントを利用しない転職の2つを経験しています。
転職の結果、年収の大幅アップに成功し30代で年収1000万円を超えることができました。
転職エージェントは使わなくても良い
多くの薬剤師は、薬剤師専門の転職エージェントを利用して転職しています。
しかし、必ずしも転職エージェントを利用した方が良いというわけではありません。
もし、あなたの周りの友人や知人にコネがあるのであればそれを利用するのも良いでしょう。また、ハローワークや求人誌などを活用し自分で転職先を探すことも可能です。転職の方法は一つではありません。
紹介であれば、雇用側にとっても安心感がありますし転職エージェントを利用するより好条件で働くことができる場合もあります。
転職エージェントは、状況に応じて使うというのが正しい利用法です。
では、なぜ多くの薬剤師が転職エージェントを利用して転職するのでしょうか。
転職エージェントを使うメリット・デメリット
転職会社を使わない方法としては、主にハローワークや求人誌を利用する方法や、友人や知人からの紹介によるものがあります。
自分で求人情報を得られる状況であれば、必ずしも転職エージェントに頼る必要はありません。
しかし、実際には多くの薬剤師が転職エージェントを利用しています。
では、転職エージェントを使うメリットとデメリットとはどのようなものでしょうか。
転職エージェントを使うメリット
【メリット】
- 多くの求人情報が手に入る
- 転職にかかる時間と労力が減る
- 条件交渉を行ってくれる
- 職場の内情が事前に手に入る
- 退職のための相談に乗ってもらえる
多くの求人情報が手に入る
転職エージェントのメリットは、なんといっても求人情報の多さにあります。
中には公開求人数6万件以上の転職エージェントもあります。ハローワークの求人数が2020年10月現在で約7000件ほどであることを考えるとその多さが分かるかと思います。多くの薬剤師は転職エージェントを利用するため、企業の求人情報もそれだけ多く集まってくるのです。
個人で探すより多くの情報が手に入るため効率的で幅広い求人情報の中から自分の好みに合った企業を選択することができます。
【求人数】
・転職エージェント:60,000件以上
・ハローワーク :約7,000件 (2020.10現在)
参考:ファルマスタッフ
転職にかかる時間と労力が減る
多くの場合、現職に在籍しながら転職活動をするため、仕事をしながら求人探しから面接の日程調整などを1人で行うのはかなりの時間と労力が必要となります。
ただでさえ、仕事が忙しく残業などが多いことに不満を感じている人であれば、仕事以外の時間に求人情報を探し転職活動を行うのは並大抵のことではありません。
しかし、転職エージェントに登録してしまえば基本的には全てお任せできます。
あなたの条件に合う求人を調べて紹介してくれるだけでなく、面接の日程の調整や段取りまで全て担当コンサルタントがあなたの代わりに進めてくれます。
条件交渉を行ってくれる
自分では言いにくい年収などの条件面の交渉を、あなたの代わりに行ってくれます。
年収をアップしたい薬剤師にとっては、転職エージェントを使うのは大きなメリットがあります。自分で条件交渉できる自信がある人でも、間にコンサルタントを挟むことで印象が悪くなるのを防ぐことができます。また、あなたのアピールポイントも充分に伝えてくれることでしょう。
職場の内情が事前に手に入る
自分で転職活動する場合には絶対に手に入らないような職場の雰囲気やネガティブな情報まで、企業の情報を詳しく教えてくれます。
欠員募集であれば、前任の退職理由なども事前に確認が必要です。また、管理薬剤師の人柄や、従業員の男女比率や年齢層などの細かな情報も教えてもらえます。
退職のための相談に乗ってもらえる
多くの職場では薬剤師を過剰に配置してはいません。そのため、あなたが退職することによって現在の職場の薬剤師の人員が足りなくなってしまうということが起こります。すると多くの場合、上司や社長からの引き止めに合うことでしょう。
きっぱり「辞めます」と言える人でなければズルズルと退職時期がずれ込んでしまい、好条件の求人やベストな転職タイミングを逃してしまうこともあり得ます。
転職エージェントでは、このような退職時のサポートも行っているので、スムーズに退職できるようにアドバイスしてくれます。
転職エージェントを使うデメリット
【デメリット】
- 希望の企業の求人がないことがある
- 頻繁な連絡によるストレス
希望の企業の求人がないことがある
当然ですが、転職エージェントに全ての薬局や病院が登録されているわけではありません。
例えば「家の近くにある〇〇調剤薬局で働きたい」と思っても、転職エージェントが紹介できない場合があります。しかし、その調剤薬局には「薬剤師募集」の張り紙がある・・・というケースも良くあります。
この場合には、直接応募することで採用されることがあります。このように入りたい企業が決まっている場合には、あえて転職エージェントを活用しなくても良いでしょう。
頻繁な連絡によるストレス
転職エージェントに登録すると、転職会社のコンサルタントからすぐに電話連絡が入ります。希望条件の確認から就業予定日の調整まで、その後も頻繁にやり取りが必要になります。
転職を急いでいる薬剤師にとっては嬉しい限りですが、ゆっくり転職活動をしたい薬剤師にとってはストレスに感じることもあります。
自分のペースで転職活動を行いたい方は、ハローワークのホームページや求人誌などを利用し転職活動を始めてみるのも良いでしょう。
【簡単】転職エージェントの選び方
転職エージェントを使うメリットとデメリットを見てきましたが、結論として転職エージェントを利用しない手はないでしょう。
結果として、転職エージェントを利用せず知人の紹介で転職するにせよ、比較検討のための情報収集の手段として紹介会社の登録をして損はないと思います。なんてたって、無料で利用できるのですから。
では、数ある転職エージェントの中で、どのエージェントに相談するべきでしょうか?
実は、転職エージェント選びは簡単です!
結論、どの転職エージェントでも大差はありません。
当然、扱っている調剤薬局や病院等の求人情報の数や内容に違いはありますが、ある程度の有名な転職エージェントであればどれを選んでも、それほど大差はないということです。
当然、担当コンサルタントとの相性などもあるので話していて不満を感じたのであれば、別のエージェントにも相談してみれば良いと思います。
信頼でるコンサルタントに出会えるかが重要です。
そうはいっても、どこが良いのか迷ってしまう人もいると思います。
その場合は、友人など知人が利用してj評判が良かった転職エージェントに相談してみるのも良いと思います。
私が友人に勧めるのなら、実際に利用したことがあるファルマスタッフを勧めると思います。結局はデータや口コミではなく、自分が満足できるかということが重要です。
<私が利用した転職エージェント>
・ファルマスタッフ
転職エージェントの正しい利用法
何か一つに絞るのではなく、より良い求人に出会えるように複数の方法で転職活動を行っていくのが良いと思います。
無料で利用できる転職エージェントを使うメリットは大きいので、登録して損はないでしょう。
転職エージェントから得られる情報を活用しつつ、隙間時間でハローワークや求人誌なども見ながら幅広く情報を得ていくのが良いのではないでしょうか。
私の場合は、「転職エージェントを利用した転職」と「紹介を利用した転職」を経験しています。
それぞれ良さはありますが、転職エージェントなどの仲介会社が入っていない場合、入社後に条件が違ったなどトラブルが生じることがあります。やはり転職エージェントを利用した方がサポートがしっかりしていて入社時の契約等の書面をしっかりと交わしますので、入社後も安心感があります。
転職初心者は、まずは専門家のサポートを受けながら社会人としての階段を上っていくというのが良いかもしれません。
まずは、どこでも良いので転職エージェント1社に登録し、満足できなければ別の転職エージェントにも相談してみるのが良いでしょう。
いきなり複数の転職会社に登録すると、あまりの情報の多さに迷ってしまうことになりますので注意が必要です。