どの業界にも共通する、薬剤師のキャリアアップの考え方とは?

2017.09.22更新

 

 

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目次

 

 

多くの薬剤師が勘違いしているキャリアアップ

 

キャリアアップの方法は、1つではありません。

 

ただ、多くの薬剤師はより高度な専門知識を学び、

 

認定薬剤師や専門薬剤師になることが

 

キャリアアップに繋がるのではないかと考えています。

 

ただ、この考えは非常に危ない考えだと思います。

 

なぜなら、より高い資格や能力を身につけるという意味での

 

キャリアアップを望んでいるだけであれば、これでも良いでしょう。

 

ただ、もし目的が高い報酬や、昇進など地位の向上にあるのであれば

 

多くの場合、その目的は達成できないからです。

 

高度な知識があることが

 

地位向上や高収入になることではないからです。

 

 

当然、高度な知識があることで

 

地位向上や高収入を実現する人もいるでしょうが

 

知識の量には経験年数も関係し、上には上がいるわけで

 

どんなに頑張っても全員が同じようにキャリアアップできるわけではありません。

 

 

ただ、キャリアアップの方法の中には、

 

多くの方がマネをすることができ

 

しかも経験年数にも左右されない

 

そして、

 

他の業界でも共通するキャリアアップの考え方というのがあります。

 

 

どの業界の誰もが実践できるキャリアアップの方法とは?

 

私は、薬剤師の業界の中では決して優秀ではありませんし

 

私より頭が良く知識が豊富な薬剤師は、いくらでもいると思います。

 

ただ、高収入を得るという意味のキャリアアップでは

 

日本の薬剤師の中でもトップクラスの実績を持っていると思います。

 

私の、経歴や昇給による収入の推移はこちらをご覧ください。

 

 

その経験の中で、私が感じたのは

 

収入を上げたり地位向上を目指していくには、知識だけでは駄目だということです。

 

アイデアであったり自分にしかできない働きを見つけることで

 

他の薬剤師に代われない人材となることが必要だと考えています。

 

この考えは、薬剤師の業界に関わらず、どの業界でも共通であるため

 

そのキャリアアップの考え方を、いくつかあげたいと思います。

 

<キャリアアップの考え>
・経営者の立場で物事を考える!
・他業種の能力を身につける!

経営者の立場で物事を考える!

 

現在、多くの薬剤師は調剤薬局で働いています。

 

そして調剤薬局の多くは株式会社です。

 

医療倫理において利益を過剰に求めすぎたりすることは決して良いとは言えませんが

 

あくまで調剤薬局は、小売業であり株式会社です。

 

理想論でものを語る人がいますが、

 

理想だけでは薬局は淘汰されていきますし、従業員に給与を支払えません。

 

薬局としての社会的役割を果たすためには

 

会社が倒産しないように、利益も意識しなければなりません。

 

ただ、薬剤師の中にはその辺が理解できていない方がいるのも確かです。

 

お金の話になると

 

「お金のために働いているわけではないから」

 

「患者さんのために」

 

と、倫理観にあふれた言葉でさも正しいことのように話す薬剤師がいます。

 

このようなことを言うだけでは、キャリアアップは望めません。

 

お金のために働いていないと、個人的に思うのは良いですが

 

会社の立場としては、会社のために働いて利益を上げてくれる人材でなければ困ります。

 

そうでなければ、その薬剤師の給与を上げようとも思いません。

 

また、患者さんのために働くというこは薬剤師として至極当然のことで、

 

コスト意識がないということとは、全く別の話です。

 

もう一度、こちらから薬剤師綱領薬剤師倫理規定を確認しましょう。

 

経営者である薬局開設者は当然、常に数字を意識しています。

 

もし、同じように数字を意識して経営者の立場を理解している薬剤師がいれば

 

とても心強いですし信頼を得ることができます。

 

全自動分包機をはじめ、設備導入のお願いや

 

自分の権利のみを主張する薬剤師もいます。

 

調剤ミスを減らしたい、業務の効率化を図りたいという気持ちはわかりますが

 

会社のお金は無限にあるわけではありませんので

 

経営者の立場に立って、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

他業種の能力を身につける!

 

多くの薬剤師は、薬剤師という立場の中で、薬剤師の能力を上げようと考えています。

 

自己研鑽にはげみ、認定薬剤師や専門薬剤師などをとることを目指します。

 

これは、素晴らしいことです。

 

このことを否定しているわけではありません。

 

 

ただ多くの薬剤師が、同じようなことを考えます。

 

他の薬剤師より高収入を得ようと思うなら、普通のことをやっていても駄目です。

 

 

例えば、

 

私は薬剤師の傍ら不動産賃貸業も行っていますが

 

その税務は、500q離れている公認会計士の先生にお願いしています。

 

近くにも税理士、公認会計士の方は当然います。

 

それでも、この公認会計士を選んだ理由は

 

不動産投資の知識を豊富に持っていたこと、

 

ホームページを使用し広域に宣伝を行っていたということです。

 

 

公認会計士という本業の知識と同時に

 

他業種の能力として不動産投資の知識があったのです。

 

そして、その能力があっても知ってもらわなければ意味がないので

 

ネットを利用した宣伝を上手に利用したことで

 

500q離れた私を顧客にすることができたわけです。

 

 

これはあくまで一例ですが、

 

薬剤師も複数の知識を活用することで

 

自分にしかできない働きができたり

 

オンリーワンの薬剤師になることも可能かもしれません。

 

 

薬剤師として薬学や医療の知識のみで勝負するのではなく

 

他の知識を身につけることで、別の角度から物事をとらえ

 

薬剤師という仕事を見つめ直すこともできますし

 

他の知識を生かすことで、より患者さんや会社に求められる薬剤師になれるかもしれません。

 

 

また、会社で外部委託しているような業務を

 

薬剤師の資格を持っている自社の社員が行うことができれば

 

会社としてはその分の費用が浮きます。

 

もし、上手く会社にそのことを提案することができれば

 

キャリアアップできるとは思いませんか?

 

 

会社のホームページを作成する場合

 

外部に委託すれば初期制作費に50万以上かかりますし月額費用も数万円かかります。

 

ホームページを作成できる人がいれば、その費用が単純に浮くわけです。

 

そして、その従業員が薬剤師であれば

 

会社としては他の薬剤師より評価せざるを得ないでしょう。

 

 

そう考えていくと、

 

一見関係ないと思いがちな資格が思いもよらぬキャリアアップにつながることもあります。

 

この考え方は、どの業界でも通用するので

 

一度、自分の薬剤師以外の能力を見つめ直してみるといいかもしれません。

 

 

他業種の資格一覧

 

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高収入を実現するための転職サイト

 

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薬剤師のライフプランの参考に

 

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