薬剤師(年収1000万円)のお小遣いはいくら?

2017.11.30

 

 

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2017年 サラリーマンのお小遣い事情

 

薬剤師の皆さん、こんにちは。

 

年末が近くなりイベントが増え、忘年会やクリスマス、正月のお年玉など出費が増える時期ではないでしょうか。独身時代は、自由に使えたお金も結婚し子育てをする中で、お小遣い制を採用する家庭が多いようです。

 

では、皆さんは一体どのくらいお小遣いを貰っているのでしょうか。

 

新生銀行が行った、『2017年サラリーマンのお小遣い調査調査』によると、男性会社員のお小遣いは前年比445円の減少となり、1982 年の調査での34,100 円に次ぐ過去2 番目に低い金額だそうです。

 

<2017年サラリーマンのお小遣い調査結果>

 

◆男性会社員のお小遣い額 ・・・ 37,428円

 

◆女性会社員のお小遣い額 ・・・ 33,951円

出典:新生銀行

 

出典:新生銀行

 

 

この金額を見て、皆さんは多いと感じましたか?少ないと感じましたか?

 

 

薬剤師のお小遣いは?

 

では、せっかくなので薬剤師のお小遣い事情も見てみましょう。

 

とはいっても、薬剤師のお小遣いに関するデータはないので薬剤師である私個人のお小遣いを発表したいと思います。あくまで、参考程度に見てください。

参考) 薬剤師(36歳男性) 
   年収:約1100万円、月収:約86万円

 

お小遣い額 ・・・ 20,000円

 

とても夢のない数字で、驚いたかもしれません。年収1000万円以上の薬剤師でこの金額?と予想外に思われたかもしれません。実は一般のサラリーマンのお小遣い額を大幅に下回っています。平均額の53.4%です。

 

 

これだけを聞くと、お金があるのにお小遣いが少なくて可哀そうと思われるかもしれません。ただ、実際は全くそうではありません。サラリーマンの収入を得るのに必要な最低限のお金を家計からもらっているということであって、使用できるお金が2万円というわけではないのです。そういった、計画を立てながら暮らしている薬剤師も最近では増えているようです。

 

 

年収1000万円薬剤師の本当の懐事情は?

 

皆さんが『お小遣い』と聞いてどういったものを想像しますか?

 

私の『お小遣い』の定義としては薬剤師の給与所得から捻出する下記のものになります。

【私のお小遣いの定義】
<サラリーマン生活を送るのに必要な次のもの>
@昼食代(ドリンク代など含む)
A友人との外食代
Bその他、雑費

サラリーマンとしての現在の収入は、賞与を抜かすと月収で約86万円です。額面で86万円だと、手取りが大体65万円くらいになります。そして、その中から自分の小遣いとして2万円を捻出しているということになります。

<一ヶ月の収支内訳>
給与    :86万円
手取り   :65万円
生活費等 :33万円
お小遣い  : 2万円
貯金    :30万円

ただ、実際は色々な付き合いもありますし、勉強のために必要な書籍などもたくさん購入しなければなりません。そういった自己投資などに伴う出費は、それで得た知識や能力を生かして給与所得とは別に収入を得ています。そのサラリーマン以外の収入から捻出しているというわけです。

 

『そんなの、実際はお小遣い2万円じゃないじゃん!!』
『副業(兼業)しているじゃん』

 

という声が聞こえてきそうですが、その通りです。
今後は、薬剤師もサラリーマンとしての給与所得だけでは難しい時代になってくるかもしれません。お小遣いを増やしたり生活を豊かにしようと思うなら、副業に限らず兼業への取り組みも必要になってくるでしょう。
現在、管理薬剤師でも兼務している人はいます。
学校薬剤師や、休日診療所、夜間急患診療所、卸売販売業営業所管理者、高度管理医療機器等営業所間、再生医療等製品営業所管理者の兼務などです。
薬剤師の人でも、管理薬剤師は副業・兼業できないと勘違いしている人は多いのですが、申請をすれば行うことも可能ではあるわけです。

 

 

お小遣いを増やしたいと思うのならば、決まったサラリーマン収入から捻出して家計を圧迫するのではなく自ら行動起こすのも必要だと思います。
世間では、すでに多くの人達が、政府の行う「働き方改革」によって同じような取り組みを始めているようです。

 

 

働き方改革の結果

 

2017年2月からプレミアムフライデー導入、長時間労働の是正に向けた取り組みなど「働き方改革」が注目されました。
薬剤師に関しては、かかりつけ薬剤師、基準薬局などの体制や機能の改善が叫ばれる今、一部の企業以外で働く薬剤師の多くはその恩恵を受けることはないでしょう。

 

ただ、世間では約3人に1人が職場での働き方改革があったと回答しています。そして、その影響として約半数の人が「支出が増えた」と回答しているようです。プレミアムフライデーの消費を促す効果が出ていると考えられますが、その反面、支出が増えた分お金を切り詰めたり、お金を増やすことを考えているようです。
そして、お金の増やし方として男女ともに最も多いのが「副業で増やす」というものです。

 

<男性>

出典:新生銀行

<女性>

出典:新生銀行

 

政府による副業の後押し

 

先日、政府が「働き方改革」として、正社員の副業や兼業を推進の方針であるというニュースがありました。
企業が就業規則を定める際に参考にする厚生労働省の「モデル就業規則」を改定するというものです。今までの「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定をなくし「原則禁止」から「原則容認」に変わるというものです。

 

<モデル就業規則 改定の方向性>

 

削除:『許可なく他の会社等の業務に従事しないこと』 

 

新設:『労働者は勤務時間外において他の会社等の業務に従事することができる』

 

 

薬剤師で今までも副業・兼業を行っていた方もいるでしょうが、今回の政府の後押しにより薬剤師の働きも今後多様化して行くかもしれません。今までのように薬剤師というだけで安定しているといわれる世の中ではありません。安定志向だった薬剤師も、自分のライフプランやキャリアプランを早期に立てる必要があるのではないでしょうか。

 

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